第1回 理論グループ共通セミナー(講師:安藤 康伸 氏)
日時 : | 2012年4月24日(火)午後4:30~ |
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場所 : | 61号講義室(工6号館 263号室) |
※場所が通常と異なりますのでご注意ください。 | |
講演者: | 安藤 康伸 氏 |
所属: | 産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 エネルギー材料シミュレーショングループ |
タイトル: | 固液界面に生じる電気二重層キャパシタンスの第一原理分子動力学計算 |
概要:
固液界面が巨大な静電容量を持つことは古くからよく知られているが、その微視的な理解は不十分であった。そこで第一原理分子動力学法を用いて、特に電極-電解質水溶液界面に生じる電気二重層の静電容量に関する解析を行った。その結果、これまでの理論では電極と溶液中のイオンの間で起きていると考えられていた界面での電位降下が、電極表面と最近接水分子層の間で起きていることが明らかになった。この結果から静電容量の制御に界面構造が重要な役割を果たすことが示唆された。
(紹介教員:有田 亮太郎 准教授)