香取秀俊 教授 紫綬褒章 受章
2014年秋の褒章で、当専攻の香取秀俊教授が紫綬褒章を受章しました。
香取教授は、「魔法波長・光格子」のアイディアにもとづく「光格子時計」を2001年に発明しました。この手法は、従来の原子時計設計の常識を覆し、新たな原子時計研究の潮流を作り出しました。香取教授らのグループは、この手法を2003年に世界に先駆け実証し、2011年には光格子時計の超高安定度動作を実現するなど、その実証においても世界をリードしてきました。現在、世界中の研究機関で光格子時計による次世代原子時計の開発が急ピッチで行われ、将来の「秒の再定義」の有力候補と目されています。これらの、次世代原子時計の研究開発に対する貢献が評価され、今回の受章となりました。